上野不忍池:上野公園の大池

上野不忍池

上野不忍池は周囲約1.5キロメートル、面積11万平方メートルあります。

 

大昔、東京湾の入り江だったのが、平安末期ごろ、海と分かれて沼となった、といわれております。

 

水源は雨、若干の湧き水、京成電鉄地下構内の湧き水、JR上野駅構内地下からの湧き水から注水されています。

 

池の中央あたりに、弁天島(中之島)があり、弁財天さまをまつる、不忍池弁天堂があります。

 

蓮池、ボート池、鵜の池のみっつのエリアに分けられています。

 

 

 


 

上野不忍池-蓮池


上野不忍池-蓮池

 

こちらの蓮池は、春になると、蓮の花が池全体に花開き、ピンクの絨毯のようになります。

 

面積55000平方メートル、平均水深84センチ

 

江戸時代から蓮の名所であったそうです。

 

池には、オナガ、カモ、カイツブリ、ホシハジロ、オシドリ、などの様々な水鳥が見ることができます。(最近はカミツキカメがいるらしいです)

 

この池の周辺は取り囲むようにたくさんの桜が植えられ、春はきれいなピンクの景色に染まります。

 

が、お花見の名所でもあり、ゆっくりと、景色を楽しむことは出来ません^^。

 

 

 

上野不忍池-ボート池

 

上野不忍池の3つのエリアの1つがボート池です。

 

面積30000平方メートル、平均水深86センチ

 

名前のとおり、ボートを楽しむことができます。

 


ボート乗り場

 

ボート池のボート乗り場は不忍池の三叉の中央にあります。
そのすぐ横には弁財天を祀る、上野弁天堂があります。

 

料金
ローボート(手漕ぎ):大人3人乗り:一時間:600円
サイクルボート(足漕ぎ):大人2人乗り、幼児一人:三十分:600円
サイクルボート(足漕ぎ、スワン型):大人2人乗り、子供一人:三十分:700円

 

営業時間
10:00〜18:00
三月から十一月:無休

 

ボート乗り場 地図


スマートフォンでご視聴のかたは、指2本をあてるとスライドできます。

 

池の中央にボート乗り場があります。

 

不忍池にはカミツキガメ、ワニガメなどがいるらしいので、ボートから、手なんかを池に入れたりしてはいけませんよ^^。

 

 

 

 

 

上野不忍池-鵜の池

上野動物園の敷地内にあるのが、鵜の池です。

面積25000u、平均水深92cm。

 

 

 

 

上野不忍池-周囲の景観

 

 

 

 

蓮池沿いには広場があり、骨董市とか、バザーとかがちょくちょく開催されます。

 

外国のコインや記念通貨、掛け軸、ツボetcetc,のぞくだけでも、なかなか楽しいひと時が過ごせます。

 

池の周囲はとても広く、思いがけない出店やイベントが催されております。

 

江戸時代も、茶店が立ち並び、にぎわっていたのだそうです。

 

 

 

湖と池の違いとは?

 

ところで、どうして、これだけ大きな水を溜めているにも関わらず、湖でなく、池なのでしょうか?

 

湖と池の違いについて、ちょっとしらべてみたところ・・・

 

湖とは水深が5メートルより深く、池は5メートルから10メートルより浅い。
池はやや、人工的。が、特に明確な区別はない、のだそうです^^

 

まぁ、不忍池は平均で水深1メートルくらいですし、水も、京成電鉄地下構内の湧き水、JR上野駅構内地下からの湧き水から注水されていますから、池ですかね^^

 

最近テレビでよくやる、水を抜いて水底を調べたり、掃除したりする、掻い掘り(かいぼり)ができると、池。できないのが湖ってかんじでしょうか。

 

(ちなみに、東京都武蔵野市の井の頭公園の井の頭池も、人工的に水を汲み上げて、注水してます。)

 

 

不忍池は、戦争中は水田になって、戦争民の食料の糧になったり、埋め立てて野球場になりそうになったり、危ない状況をなんとか守られてきました^^

 

ずっと、残しておきたいものですね。

 

 

上野不忍池 地図


スマートフォンでご視聴のかたは、指2本をあてるとスライドできます。

 

 

 

 

関連サイト

蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん)
蘆花恒春園 東京都世田谷区、蘆花恒春園を紹介するサイトです。
明治大正期の小説家、徳富蘆花が現代に残してくれた公園です。
徳富蘆花の当時の屋敷が多くの自然と共に残されております。